Dutton Park

映画や旅行が好きです。 たまに本も読みます。

【映画 感想】ギフテッド:マッケナグレイス主演の考察・感想

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映画 ギフテッド (Gifted)

2017年に上映された映画「ギフテッド / Gifted」が非常に良かったので、感想を書きます。

視聴方法はアマゾンのPrimeVideoから、199円でレンタルしました。

 

 

※ネタバレあり

※アマゾンプライム無料ではありません。

 

 

あらすじ

7歳のメアリー(マッケナ・グレイス)は、フロリダに住む生意気ざかりの女の子。特別なのはメアリーが天才的な頭脳を持っていること。7歳で3桁×2桁の掛け算も暗算できちゃいます。

 

メアリーと片目の猫・フレッドと一緒に住んでいる独身のフランクは、メアリーの育ての親のような存在。

 

フランクはメアリーが普通の女の子として幸せに育つことを望んでいました。小学校の先生から賢い子のための学校への転学を勧められた時も、フランクは断ります。そんなある日、教育熱心な祖母・イブリンがメアリーの才能に気づいて英才教育を施すため、フランクからメアリーの親権を奪い取ろうとします。

 

出演

メアリー役 マッケナ・グレイス

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メアリー役 マッケナ・グレイス

なんといっても、主役はこの子。その素晴らしさ、可愛さについては後ほど。

「キャプテン・マーベル」「アイ・トーニャ」「レディ・プレイヤー1」などに出演しています。

 

フランク役 クリス・エヴァンス

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フランク役 クリス・エヴァンス

メアリーと一緒に暮らすフランク役は、キャプテン・アメリカでお馴染みのクリス・エヴァンスです。「キャプテン・アメリカ」をはじめとするアベンジャーズシリーズに多数出演しています。

良い人の役が定着しているので、個人的には悪役をしているところも観てみたい俳優さんです。

 

 

ボニー役 ジェニー・スレイト

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ボニー役 ジェニー・スレイト

小学校の担任役はジェニー・スレイト。良い先生でしたよね。片目の愛猫フレッドが捨てられているのを発見するところはナイスプレーでした!

「ヴェノム」「彼女が目覚めるその日まで」などに出演しています。実は声優としてのほうが有名作に出ています。「ペット2」「ズートピア」「怪盗グルーのミニオン大脱走」など。

 

ロバータ役 オクタヴィア・スペンサー

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ロバータ役 オクタヴィア・スペンサー

元気で頼りになる隣人・ロバータ役を務めるのは、最近「ドリーム」で主役だったオクタヴィア・スペンサーです。本当に頼りになりますよね。近所に住んでいたら、ちょっと嫌かも、、、お節介そうだから、、、笑。

「ヘルプ」「パパが遺した物語」「シェイプ・オブ・ウォーター」などにも出演しています。

 

 

イブリン役 リンゼイ・ダンカン

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イブリン役 リンゼイ・ダンカン

すっごい嫌な祖母でしたね。名演技でした。「アリス・イン・ワンダーランド」「アバウト・タイム」「バードマン」などに出演しています。

 

監督

マーク・ウェブ

監督は「アメイジング・スパイダーマン」「(500)日のサマー」「さよなら、僕のマンハッタン」のマーク・ウェブ監督です。外さない監督ですよね。

 

 

 

ギフテッド 良かったポイント

なんでもない日常の幸せを存分に伝える映画

フランクとメアリーが家で会話するシーンなど、何気ない1つ1つのシーンが幸せに溢れてて素敵でした。ずっと見ていたいです。

 

私は独身なのですが、よくお子さんを持つお母さんから「子供が生まれると人生が変わる」「違うPRGがスタートする」などと聞きます。そのことにあんまりピンと来ていませんでしたが、この映画を見て「子供が欲しいな、一緒に過ごしてみたいな」とそんな気持ちになりました。

 

もし自分が子供を望んでいてもパートナーが望んでいない、そんな場合はこの映画を一緒に観てはどうでしょうか。そのパートナーさんは子供を持つということがいまいちピンと来ていないのかもしれません。映画「ギフテッド」を見れば、子供と過ごす時間の幸せを描けるかも。

 

マッケナ・グレイスという才能

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マッケナ・グレイスという才能

映画「ギフテッド」はずば抜けてストーリーが素晴らしかったという訳ではなく、わりとありがちな起承転結の構成だと思うんです。

もちろん良いストーリーでした。

 

しかし、この映画を最高の出来にしたのは間違いなくメアリー役を演じたマッケナ・グレイスです。もう言葉にしきれない可愛さに加えて、自然で7歳そのものの演技。

大人びていて賢いかと思えば、子供らしく遊んだり怒ったり泣いたり。

どれも愛おしくてたまらない、と感じた人が多かったのではないでしょうか。

 

「レオン」の時のナタリーポートマンや「キック・アス」の時のクロエ・グレース・モレッツを観たときもこんな子役がいるのかと衝撃を受けましたが、マッケナ・グレイスはそんな名作をも越える演技だったのではと思います。

 

 

「親権・監護権」という難しいテーマ

ありそうでないですよね。今回のメインテーマは”親権 ”。もしくは”子どもの幸せ”。

 

祖母イブリンの気持ちは分からなくもありません。作中では無理やりメアリーを奪おうとする、いわゆるヒールになっていました。しかしメアリーにとって実は本当の幸せはミレニアム懸賞問題の証明であった可能性もあると思います。

 

「ポジティブ心理学の挑戦」という本によると持続的な幸福を満たす要素は以下の5つに分類されるそうです。

1. ポジティブ感情(快楽や心地良さ)

2. エンゲージメント(フロー状態に入った経験など)

3. 意味・意義(意味のある人生など)

4. 達成(成功・勝利・達成)

5. 関係性(他者との深いつながり)

 映画でのメアリーはフランクやフレッドとの生活で「ポジティブ感情」「関係性」の幸せを感じています。しかし、それは大人になり独り立ちした時に失われてしまう幸福かもしれません。

 

一方、数学に生きる道を見つけた場合、「エンゲージメント」「意味・意義」「達成」の幸せを摑み取れたかもしれません。しかも、それは一生持続が可能です。

 

映画では祖母イブリンは自分のためにメアリーを育てようとした風に描かれています。しかし、そうではなく祖母イブリンもメアリーの幸せを心から望んでいた場合、非常に難しい選択になると思います。

 

メアリーの人生にとって何が幸せか?難題ですね。

映画では最終的に「上にあげた5つの幸福をバランスよく取る」という答えを提示したのではないでしょうか。今まで通りにフランク・フレッドと一緒に幸せに暮らして同世代の友達とも遊ぶ。メアリーが興味があり才能もある数学や哲学も、大学に通うことで満たしています。

 

 

ギフテッド オススメのシーン

夕焼けのシーン

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夕焼けのシーン

夕焼けの中でフランクとメアリーはずっとなにげない会話をします。

 

メアリーが自分の人生からいなくなってしまうかもしれない不安な気持ちのフランクと、子どもながら無意識にフランクとさよならしなければいけない時が来るのを感じているようなメアリー。なにげない会話の中で「何があっても、ずっと一緒だ」と2人は再確認します。

 

思い出すだけで泣きそうです。とても印象に残る美しいシーンです。

 

 

お隣さんのロバータとメアリーが一緒に熱唱するシーン

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ロバータとメアリー

こちらは楽しいシーンです。メアリーは毎週土曜にロバータの家にお泊まりします。そこで二人は大熱唱。楽しそうな2人が観ていて微笑ましいです。

そして、メアリーの可愛さが爆発しています。

 

 

さよならを言わなければいけないシーン

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さよなら

裁判後、和解した結果、メアリーは里親に預けられることになります。

フランクの家から30分以内とは言っても、一緒に暮らしていたのに離れてしまうのは7歳の子に耐えらえるわけがありません。メアリーは今までにないくらい取り乱して泣き叫びます。

ここは心が張り裂けそうになりました。フランクもメアリーも非常にツラいシーンでした。

 

 

 

ギフテッドを振りかえって

とても心に残る映画です。今まで見た中でもかなりトップクラスによかったです。

 

かなりネタバレはしてしまっていますが、

まだ観てない方はぜひ観て欲しいです。

 

 

予告編

予告編はこちら。

 


映画「ギフテット」(マーク・ウェブ監督作) 予告編