Dutton Park

映画や旅行が好きです。 たまに本も読みます。

【本 小説】漁港の肉子ちゃん 西加奈子 感想

 

西加奈子の「漁港の肉子ちゃん」を読んだ感想を書きます。

 

変なタイトルの意味 

変なタイトルでなんか買いづらいな〜と思いつつも、西加奈子の作品はおすすめと聞いて選びました。

 

おもしろいな〜と思ったのは、娘視点で母が描かれていることです。しかも母の呼び名は「肉子ちゃん」。母よりも娘のほうがしっかりしていて、母の面倒を見てるみたいな関係性が新鮮でした。

 

 

娘の心情

母「肉子ちゃん」の生態の観察を通して、自分は何者なのかを模索している小学生の娘の心情がすごくリアルで引き込まれます。小学生の女の子になった気分で読み進めていました。

 

描写とかリズムとか全体的に好きでしたが、特に起承転結の”転”にあたる部分からやめられなくなるような中毒性がありました。

 

最後には、こんな愛の形も素敵だな、っと電車の中で涙がでないように少し我慢するほど心があったかくなる話です。